2013年4月29日月曜日

ビジネスマンのストレス対策


経済誌フォーブスのインターネット版(4/24/2013)にビジネスマンのストレス対策に関する記事があり、3つのマインドフルネス・エクササイズが紹介されていました。

1)   ボディースキャン
楽な姿勢で座り、つま先から始め、身体のそれぞれの場所で感じる感覚に注意を向けます。
そうした感覚の良し悪しを判断したり、変えようとしたりすることなく、ただそうした感覚に気づうにしましょう。
身体全体を5分間かけ、下から上、そして上から下に気づきを移動させましょう。

2)    3分間呼吸空間法
多忙でストレスの多い1日に静けさを取り戻すための方法です。立っていても座っていてもかまいませんが、3分間目を閉じて行います。
最初に、あなたが考えたり、感じたりしていることに、ただ気づきを向けましょう。
次に、呼吸の速さや、きめ細さなどに注意し、気づきを向けなおしましょう。気持ちが乱れたときは呼吸の感覚に気づきを戻すのです。
最後に、気づきを身体全体に広げましょう。

3)    日常生活でのマインドフルネス
シャワー、通勤、歯磨き、コーヒーを飲むなどの日常の活動の中から一つを選び、あらゆる感覚や動作に気づきを置き、マインドフルに行うようにします。

2013年4月10日水曜日

2013年4月6日土曜日

集約した練習法のガイダンスと音声ガイドを作ってみました。


マインドフルネス・ストレス低減法の集約した練習法のガイダンス

Ⅰ ボディー・スキャン瞑想MBSR 139p、簡略版)
1 背筋をのばし、楽な姿勢で、ゆったりと座り、目をそっと閉じましょう。
2 下腹部の感覚に意識を置き、息とともに、下腹部が膨らんだり、縮んだりする感覚を感じましょう。下腹部の感覚を感じとれたら、鼻先にもかるく意識の焦点を置きゆったりと呼吸しましょう。
3 鼻先から下腹部まで、ゆったりとした呼吸のリズムを感じましょう。[中へと呼吸する]
4 次に、ゆったりと息を吸い込み、注意の焦点を身体の特定の部分に運び、2、3回呼吸をします。
背景では呼吸に気づきつつ、前景では特定部分のあらゆる身体感覚を探り、感覚と共に呼吸しましょう。[共に呼吸する]
次に吸う息と共に注意の焦点を左足のつま先まで移動しましょう。注意を足の裏、足の甲側、すね、太ももに移しましょう。
今度は右足のつま先、足の裏、足の甲、すね、太ももに移しましょう。骨盤の部分に移しましょう。お尻の部分も意識し、この部分全体を感じましょう。
次に注意の焦点を腰、背中の上半分、お腹と脇腹、肋骨と胸の部分に移動しましょう。
  両手は同時に行います。両手のひら、腕の下部、上腕、肩に移動しましょう。
6 次に、首と のどの部分に移動しましょう。顔全体を感じましょう。後頭部に移しましょう。最後に頭頂部に移しましょう。
  このあと、少し時間をとって、全体としての身体の感覚に気づきを向けましょう。

Ⅱ 慈悲の瞑想MBSR 311p)  
1 自分自身を包みこむような イメージを思い描き、「苦しみから放れ 幸せでありますように」と、吐く息と共に心の中で3回、念じましょう。
2 自分が敬愛する人や大切な人を目の前に思い浮かべましょう。そして、その人に対し「苦しみから放れ  幸せでありますように」と、心を込めて、3回念じましょう。
3 最後に、すべての人々に対し、「苦しみから放れ  幸せでありますように」と、3回念じましょう。    

Ⅲ 静座瞑想MBSR 110p)
〇 呼吸と共に座る                               
1 鼻先に意識を置き、呼吸により空気が接触する感覚の変化に「気づき」を向けましょう。
鼻先の感覚を感じにくい場合は、お腹が膨らんだり縮んだりする感覚に注意を置きましょう。
息の感覚の波に乗りましょう。
2 注意がもはや呼吸に向いていないと気づいたら、心がどこに行ってしまっていたのかを簡単に確認し、(「考えている」など)、それから身体感覚の変化に注意を穏やかに戻しましょう。

〇呼吸と体の一体感を味わいながら坐る
1  呼吸への気づきが安定したと感じたら、呼吸している身体全体の感覚に注意を向けましょう。呼吸を背景化し、身体全体に焦点をあわせましょう。身体とその感覚領域のすべてを感じましょう。
2 心がさまよい離れたら、何が心の中にあったのかを確認し、体全体の感覚に優しく注意を戻ましょう。
3 身体の特定部分に強い感覚を感じたら、ボディー・スキャン瞑想でしたように、そこから息を吸ったり、吐いたりしましょう。
4 音に気づきが向いたら、感覚としての音に気づきを置きましょう。あらゆる音を無差別に拾い、何の音かは判断することなく、いわば、「聞こえている」状態になりましょう。
5 思考が浮かんで来たら、思考を自分の意識と切り離し、「心の中の出来事」として行き来をさせましょう。
6 身体をゆすったり、手のひらを握ったり開いたりして、身体に感覚を戻して静座瞑想を終わりまょう。